青春ド真中!
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☆1978年という時代
☆青春学園ドラマの時代背景1
☆青春学園ドラマの時代背景2
☆モラトリアム世代の青春
☆先生はサラリーマン
☆金八先生と熱中時代
☆あさひが丘の大統領


1978年という時代

 このドラマを理解するには、1978年という時代と、青春学園ドラマについての時代背景を知る必要があるかもしれません。というのは、このドラマは、1978年という時代抜きには語れないドラマであるし、それ以前の青春ドラマの流れを知らないと、どうして、こういうドラマの作りになっているのかが分かりずらいからです。

 まず、1978年という時代から語りたいと思いますが、実は、この頃に国立大学に『共通一次試験』というものが導入され、マークシートによる5教科7科目の統一試験を受けることになっています。

 そして、共通一次試験を文部省が導入する理由は、「受験戦争を緩和するため」という理由からでした。しかし、こんなことで受験戦争は緩和されるわけがありません。5教科7科目という幅広い勉強が必要になった分、受験勉強が、勉強と言うより知能訓練というか、我慢比べや知識の詰め込みになってしまった感がありました。

 ガリ勉をしないと大学合格できない時代になってしまったのです。頭が良いとか悪いとかの問題ではなくて、どれだけ我慢して勉強したかが、問われるようになってしまったわけです。

 しかも、この時代は大学が不足していたわけではありません。むしろ余っていたくらいで、丙午(ひのえうま)世代を迎えつつあり、高校における生徒数は年々減少気味であり、それにともなって生徒確保に苦慮する大学も多数ありました。今では有名大学になっている某大学も、この頃は、名前さえ書ければ白紙でも補欠入学できた時代でもあります。

 にもかかわらず受験戦争は激烈で、大学にランクができました。白紙でも入れる大学があったので、そういう大学と一緒にしてもらってたまるか!という気持ちもてつだって、人間を大学のランクで見下すような風潮ができあがったわけです。だから、一流とか、三流という言葉が日常会話に飛び出すようになってきたわけです。

 『青春ド真中』は、そういう時代にできたドラマですから、一流とか、三流という言葉が頻繁に出てきます。実は、この10年後の1990年頃になると、第2ベビーブーム世代が大学に押し寄せるようになりますが、その頃の一流とか三流という言葉は、1978年の時代の一流とか三流という言葉の意味とニュアンスがちがってきています。

 1990年頃になると名前が書けるだけで入れる大学は無かったし、そもそも生徒数が桁違いに多かったので、一流と三流の格差は、それほど大きなものではなくなっています。

 また、1978年頃は、受験戦争を勝ち残れない私立高校に入る生徒が激減した時代でもあります。なにせ年々生徒が減っていく時代です。学校側が生徒確保のために頑張った時代でもあり、『青春ド真中』は、そういう時代背景のもとにできています。そして、この頃は、終身雇用が健在であった時代でもあり、中途入社を受け入れる会社も少なく、それだけに新卒の時こそが人生の勝負という時代でもありました。