青春ド真中!
ドラマ 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話
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■1話

01.優しさ
02.青春ドラマを否定した
03.踊る大捜査線
04.オープニング
05.3人の先生と下宿
06.修学院高校
07.校長と教頭
08.バクダンの過去
09.精密に設計されたシナリオ
10.これぞ学園ドラマの傑作

9.精密に設計されたシナリオ

 この文を書くにあたって、もう一度DVDを全部、見なおしたんですが、本当に良くシナリオが設計されているなあ〜という印象をもちました。特に登場人物のキャラの設定と役割が完璧なのです。

 特に有沢健太(井上純一)と松本元(草川祐馬)の設定。これ以上ないという微妙な設定によって、2話を興味深い話にしています。メソ(藤真利子)と有沢健太(井上純一)が、離婚している親たちと別居生活しているという設定も微妙ですね。3話も、5話も、6話も、8話も、9話も、10話も、最終回の13話も、この設定無くしては作れないストーリーになっています。

 また、優等生役の宮本典江(斎藤友子)と岡本政之(岡村清太郎)の設定も、よくなされており、1話から両者のキャラの違いが明確にでています。宮本典江(斎藤友子)は、とくに性格の悪い優等生としてよく描かれていて、これが6話と12話の伏線となっていますし、岡本政之(岡村清太郎)も、いかにも裕福で育ちのよい優秀な医者の息子としてのキャラがにじみでています。そして、同じ優等生でも、まるで違っているキャラであるところなんか、よく設計されているという印象をもちました。

 それから草森九(清水昭博)。居酒屋の息子で、勉強よりも居酒屋の仕事が好きというキャラも、4話の伏線となっていて、絶妙なポイントをおさえています。そして、いつも楊子をくわえている小池信夫(湯沢紀保)。これは、私も当時、よくやっていたものですが、木枯らし紋次郎の影響でしょうか? 彼のキャラも本当によくできてて、微妙に8話の伏線になっています。

 あと、女生徒に関して言うと、落ちこぼれグループに林美果(藤谷美和子)と島田真理(根本きよみ)という異なるキャラを挿入することによって、3話と7話の伏線として、本当にうまく生かされていますね。しかも、微妙に小森先生(神田正輝)と関わっているところがにくいです。

 それにしても、これだけの登場人物を、たった13話のうちに、よくキャラクター設定(デホルメ?)して、えがききったなあと思います。いや、たった13話だからこそ、綿密に計算して図面を作るしかなかったかもしれませんね。あと、作家が2人しかいなかったという点も、こういう絶妙な図面ができあがる原因だったのかもしれません。