青春ド真中!
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■2話

01.勉強という命題から逃げない
02.有沢健太と松本元を配置した
03.裸の女とエッチ度テスト
04.有沢の正体に迫る
05.松本の怒り
06.あれる松本・もとに戻る有沢
07.家庭環境をみせないつくり
08.そしてバクダンは
09.そして有沢は
10.そして平先生たちは



8.そしてバクダンのとった行動は

 バクダン(中村雅俊)は、落ちこぼれをなんとかしようとか、出来ない生徒をどうにかしようという教育理念をもっていたわけでなかった。もともとバクダン(中村雅俊)は、そういう理想に燃えた教師ではないのです。しかし、有沢健太(井上純一)と松本元(草川祐馬)が、離ればなれになることによって、

「学校は楽しいところではないのか?」

というバクダン(中村雅俊)の信念がゆらぎました。学校を楽しいところにするためには、勉強という命題から避けて通れないことに気が付いたのです。

 有沢健太は、松本元との別れを決意し、特別教室に入ると言います。それでいて、心底、松本元の心配をし、バクダン(中村雅俊)に松本元のことをたのんで去っていきました。有沢健太は「学校は楽しいところではないのか?」という信念をもつバクダンに、鋭い刃をつきつけて去っていったのです。

 それに対してバクダン(中村雅俊)は、どういう行動をとったか?

 な、なんと、松本元(草川祐馬)に対して押しかけ家庭教師をはじました。
 それだけでなく、放課後までマンツーマンで教え始めました。
 これは有沢健太の

「元のやつは、あちこちの学校をたらい回しにされたうえに、勉強が全然わからなくなって、何をやってるのか分からないのに、1時間教室に座っているということが、どんなに辛いことか分かるか先生!」

という言葉に衝撃を受けてとった行動だと思われますが、実はこのバクダンのとった方法は失敗します。厭がる松本元に無理矢理、おしかけ家庭教師をしても、勉強がはかどるわけがありません。松本元は、ストレスとイライラが蓄積し、ついには爆発して萌子先生(あべ静江)に抱きついて停学になってしまいます。



 これをみても、バクダン(中村雅俊)は、思慮深いタイプとはいえません。まあ、こういうところは、8話で小森先生(神田正輝)が同じミスを犯していますから、これだけをとってバクダン(中村雅俊)が浅はかとは言い切れないのですが、2話におけるバクダン(中村雅俊)は、とても重要な点を見落としていました。

「学校は楽しいところではないのか?」
「勉強は楽しいものではないのか?」

という視点です。そして、その視点のヒントを提供したのが他ならぬ萌子先生(あべ静江)でしたが、「勉強は楽しいものではないのか?」というテーマの核心に迫るには、3話と4話をまたなければなりません。2話におけるバクダン(中村雅俊)の意識は、まだ、そこまで行ってないのです。