青春ド真中!
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■3話

01.お笑い満載オープニング
02.小森先生(神田正輝)とは?
03.なぐられた島田そして宮本
04.教頭の一合升理論
05.バクダンの一合升理論
06.特別教室を断る小森先生
07.島田とバクダン
08.小森先生の悩み
09.恐ろしき萌子先生
10.総評(4話への前置き)

4.教頭の一合升理論

 バクダン(中村雅俊)は、校長先生と一緒に教頭先生に、
 できない生徒ための特別教室を開く許可をとりにいきました。

 2話では、松本元(草川祐馬)が、勉強が分からないために、どれほど苦痛を感じながら教室に座っているかを知らされたバクダンは、「学校は楽しいところ」にするためには、「できない生徒」を、なんとかできるようにするしか無いと思ったからです。

「正規の授業が分からなくなっている生徒がだいぶいるんですよ、このままほっとくと、取り残されていく生徒ばっかりなんです」

 教頭先生は「中原先生なら、そういう連中の特別教室にふさわしいかもしれませんね」とアッサリ許可してくれました。ただし、教頭先生は、こんな忠告もしました。

「中原君。人間の頭、頭脳には各々キャパシティーというものがある。一斗升・一升升・五合升・一合升、各々生まれついてもっている容量というものがある。一斗升・一升升という人間は、知識を注ぎ込めばどんどん中に入っていく。しかし、一合升の人間は、しょせん一合升なんだよ。まあ、一合升の人間に、どう教え込むか、一度現実というものにぶつかってみる必要もあるでしょう」
「第一、一合升が、勉強しに集まってくるかどうか疑問ですな? ね」

 教頭先生の理論は明快で、人間を才能論でとらえているようです。ひよっとしたら「やる気論者」かもしれません。

 ただ、「まあ、一合升の人間に、どう教え込むか、一度現実というものにぶつかってみる必要もあるでしょう」と言っているところを見ると、こんな教頭先生も、過去には教頭先生のいう一合升という人たちに一生懸命教えて現実というものにぶつかった経験があるのかもしれません。けれど、それにしても人間を恐ろしいまでに短絡的に見ているし、教育論者としても、非常にお粗末な感じがしますね。

 ただ、ここが面白いところなんですが、この教頭先生のキャラも、たいへん面白いんですね。そして、このキャラが学校を面白いところにする可能性もあるんです。

 むしろ学校をつまらないところにしそうなのは、バクダンに理解ある校長先生の方かもしれないわけで、日本中に存在する大半の先生は、教頭先生タイプではなく、校長先生タイプなのではないかと思います。