青春ド真中!
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■3話

01.お笑い満載オープニング
02.小森先生(神田正輝)とは?
03.なぐられた島田そして宮本
04.教頭の一合升理論
05.バクダンの一合升理論
06.特別教室を断る小森先生
07.島田とバクダン
08.小森先生の悩み
09.恐ろしき萌子先生
10.総評(4話への前置き)


8.小森先生の悩み

 小森先生(神田正輝)は、自分のせいでバクダンが首になったことを悔いていました。もともと小森先生が起こした問題なのに島田真理を放置し、かわりにバクダンが島田真理を追いかけたためにバクダンが首になってしまったことを悔やんでいました。

「中原先生(バクダン)は、僕のこと、軽蔑しているんでしょうね」
「なに」
「僕は、島田真理をほったらかしにしたんだ。手に負えないから、ほったらかしにしたんだ。先生が、こうなったんだって、もともとは僕のせいなんだ」
「別に軽蔑なんかしてないよ」
「嘘だ」
「人を軽蔑するとか、しないとか、そういう問題じゃないんだよ。俺は自分がしたいから、そうしただけなんだよ」

 小森先生は、ちょっとひねくれていますね。すねています。この人には、問題の核心が何も見えていません。私には、どうしてバクダンが小森先生を軽蔑しなければならないのかが、さっぱり分かりませんが、ともかく小森先生には、針のムシロに座っているような後悔の念があるようです。

「しかし、先生は、自分の職をかけてまで島田真理を救おうとしたのに、僕は何もしようとしなかった。僕は卑怯だ」
「一言いうけどさ、ボーヤ、俺は別に島田真理を救おうと思った訳じゃないよ」
「じゃなぜ?」
「人を救うなんて、そんな人を見下したようなこっちゃないんだよ。俺自身、落ちこぼれだからさ、社会から落ちこぼれそうになった人間だからさ、教室を落ちこぼれそうになった人間をほっとけないだけなんだよ。お前みたいに、教師としての使命感でやっているわけじゃないんだよ」

  小森先生は、あくまでも高いところから島田真理を見ています。バクダンには、それがない。小森先生は教師として使命感をもって行動する。バクダンには、それよりも同じ落ちこぼれとして、ほっとけなかった。目線の高さが島田真理と同じだったわけです。

「使命感をもっちゃいけないっていうんですか」
「だいたい使命感なんかで何ができるっていうんだ」
「僕は僕なりに一生懸命やっているつもりです」
「気に入らない生徒は、ほったからしにしておいてか。気に入った生徒だけ集めて勉強を教えていれば、それが使命感か」
「だから悩んでいるんです」
「悩む暇があったらなんとかしろよ」
「どうして良いか分からないから悩んでいるんじゃないですか」

 バクダンのセリフは痛烈でした。確かに小森先生は、気に入った生徒だけ集めて勉強を教えています。しかし、小森先生の気に入った生徒とは、真面目な生徒であって、小森先生は、生徒が真面目である限り、誰でもウエルカムなんです。別に差別しているわけではない。

 しかし、バクダンにしてみれば、それが差別とうつる。何故ならば、小森先生は出来の悪い生徒だけを集めて教える特別教室の講師を拒否してしまっているからです。そして、出来の良い真面目な生徒たちばかりを教えている。そして、ますます学校をつまらないものにしている・・・・。学校を面白くするには、ふざけてばかりいる生徒たちも、楽しく勉強できる環境が、どうしても必要なんですね。