青春ド真中!
ドラマ 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話
ロケ地 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話
■3話

01.お笑い満載オープニング
02.小森先生(神田正輝)とは?
03.なぐられた島田そして宮本
04.教頭の一合升理論
05.バクダンの一合升理論
06.特別教室を断る小森先生
07.島田とバクダン
08.小森先生の悩み
09.恐ろしき萌子先生
10.総評(4話への前置き)

10.総評(4話への前置き)

 3話までの解説を書いていて、つくづつ思ったのは、本当に良くできたドラマだなあ・・・・という感想です。青春学園ドラマにありがちな『みだれ』が、ほとんどありません。3話までは、構成がしっかりしており、キャラクターがよくえがけています。

 そこで、どうしても疑問がわいてくるのが、作家やプロデューサーたちは、この構成を綿密に打ち合わせして書いたんだろうか? という疑問です。あまりにも緻密にできあがりすぎているからです。もし、最初から、綿密な設計図を書いた上で台本ができあがっていたというなら、私は作り手側に対して「天才」という賛辞を送りたいと思います。

 しかし、私は、そうでないような気がしてなりません。というのも、4話以降、キャラクターが走り出している感じがするからです。この作品は、計算された台本を役者が演じていると言うより、台本の中で役者がはじけてしまっている。役者に事件を与えることによって、キャラクターが、それぞれ生きた化学反応ををこし、その反応の結果、物語が思わぬ方向に展開していったような気がしてなりません。

 それは、ともかくとして、私の過去を少しだけ述べます。

 当時、リアルタイムで熱中して見ていた私は、その後、この「青春ド真中!」を忘れていまいました。記憶の中から消えてしまいました。その後番組である「ゆうひが丘の総理大臣」は、覚えていたくせに、この番組のことは記憶に残らなかったのです。その私が、こうして青春ド真中!のホームページを開設しているのですから皮肉なものです。

 実は、私は大半の青春学園ドラマをリアルタイムで見ていません。ほとんど再放送でしか見ていません。理由は、親の影響です。私の親は厳しくてNHK以外のテレビを見せてくれなかった。日本テレビの青春学園ドラマも見せてくれなかった。なぜなら裏番組にNHKの大河ドラマがあったからです。1977年の花神が終わるまで青春学園ドラマをリアルタイムで見てなかったのです。
 また、親の洗脳もあって自分自身も青春学園ドラマを小馬鹿にしてみていました。昭和一桁の私の親は、テレビを見ると馬鹿になると本気で思っていましたから私も、知らず知らず、その影響を受けていたと思います。ですから高校1年生くらいまでの私はテレビより読書を好んでいました。NHKの大河ドラマの影響を受けて、吉川英治や司馬遼太郎あたりは、ほぼ全部読み終えており、2〜3回目の再読に入っている状態でした。
 ですから1977年のNHKの大河ドラマ「花神・司馬遼太郎」は、食い入るように見ていました。特に中村雅俊が演じる高杉晋作が好きだった。しかし、1978年に始まったNHKの大河ドラマ「黄金の日日・城山三郎」には全く興味がもてませんでした。司馬遼太郎好きの体質となっていた私には、どうしても馴染めなかった。
 だいたい私の親が、テレビを見させなかった。テレビを見ると怒鳴られたし、父はアンテナを改造して家のテレビを見れなくしてしまいました。そこで私は小遣いをはたいて、ラ・テ・カセを買いました。ラ・テ・カセとは、4インチ型白黒テレビモニターの付いたラジカセのことで、親には、テレビであることを隠して、ラジオを聞くふりをして、こっそりテレビを見ました。

 テレビを自由に見られる。
 その快感は、まさに夢のような世界でした。

 はじめてNHKの大河ドラマの裏番組にチャンネルを合わせると、「俺たちの祭」をやっていました。暗い番組だなと思いつつ、見ていました。大河ドラマ「花神」で高杉晋作役をやっていた中村雅俊が出ていたので、私は、中村雅俊を見たさに「俺たちの祭」を見ていました。ただ、当時は、面白いと思ってみていませんでした。
 この「俺たちの祭」は、1978年4月30日に、全23話で終了し、同年5月7日に「青春ド真中!」がスタートすることになります。この青春ド真中!で、はじめて私は青春学園ドラマを初回からリアルタイムで見ることができました。